デリヘルで働いていると、お店に引かれるお金が無駄に感じられるかもしれません。
デリヘル店を通さずにお客さんと出会って関係する事を風俗では裏引きと言いますが、裏引きに魅力を感じるデリヘル嬢は多くいるに違いありません。
ただ、裏引きには数々の問題点があり、女性にとって大きな危険もはらんでいます。
裏引きは最初の頃は稼げても、次第に稼げなくなってゆく場合が多いのです。
ここでは、裏引きする事の危険性を指摘しながら、裏引きするよりもデリヘル勤務を続ける方が稼げる理由について、説明させて頂きます。
裏引きの問題点と危険性
裏引きについては男性客から持ちかけられるケースと、女性が持ちかけるケースがありますが、いずれの場合もデリヘル店から禁じられており、裏引きが発覚するとデリヘル店を解雇されます。
裏引きには数々の問題や危険性が潜んでいるので、身の安全を守りたいなら裏引きには手を出さないようにしましょう。
裏引きでは女性の個人情報が漏れる
裏引きではデリヘル店が男女間に介在しないため、女性は直接男性客とやり取りしなければなりません。
そこで、女性はLINEのIDや電話番号のような個人情報を相手に渡す事になります。
これでは、相手の男性はいつでも好きな時に女性に連絡できるようになります。
しつこくデートに誘われたり、付き合うように要求されかねないのです。
これはデリヘル勤務時には発生しない問題で、女性のプライベートな時間にまで男性が介入してくる事を意味しています。
裏引きでは個人情報を相手に渡さないといけないので、女性のプライベートが侵害される危険性が生じるのです。
裏引きは本番が前提
裏引きでは風俗店のルールは無関係です。
男性と女性が外部で出会って関係するという形を取るので、裏引きでは当然、本番行為が求められます。
デリヘルは本来、本番不要で働けるお店です。
そこで、どうしても本番したい男性客が女性を裏引きに誘うという場合もあります。
デリヘル勤務時の接客で本番が必要なかったとしても、裏引きの現場では本番が必要になるのです。
デリヘル嬢が裏引きすると、身体的な負担が大きくなります。
本番を避けるためにデリヘル勤務していたのに裏引きで本番に応じてしまうと、本末転倒になってしまいます。
本番を避けるためにも、裏引きには手を出してはいけないのです。
裏引きは性病感染のリスクが高い
女性を裏引きに誘う男性客は、当然、他のデリヘル嬢も裏引きに誘っています。
多くの女性に手を出している節操のない人物なので、性病を持っている可能性が高いのです。
そんな危険人物との本番行為が裏引きでは必要となります。
風俗店のルールが関係しない場なので、コンドームなしでのプレイを要求される可能性も高く、さらに性病感染のリスクは高まります。
デリヘル勤務時とでは性病感染のリスクが格段に違うので、裏引きは危険なのです。
裏引きでは誰も守ってくれない
デリヘルで接客している限り、男性客に対してルールの遵守を女性は要求できます。
男性客が身勝手な行動を取ったら、接客を中止して送迎車のドライバーを呼んだり、NG客に指定したりする事で身を守れますが、裏引きでは誰も女性を守ってくれません。
誰も守ってくれない裏引きでは、盗撮されたり、暴行されたりするリスクも高まります。
男性客が女性を裏引きに誘う場合、何か裏があると考えるべきなのです。
裏引きは、管理された環境で働けるわけではありません。
あらゆるトラブルに対して女性が1人で対処しなければならず、その危険性はデリヘル勤務時とは比べ物になりません。
裏引きが発覚すると、デリヘル店をクビになる
裏引きはデリヘル店の経営努力を無駄にする行為です。
デリヘル店はどこも、積極的に広告宣伝を行い、集客に努めています。
女性がお仕事を取れるように、膨大なコストを投入して女性を宣伝してくれているのです。
そのデリヘル店の努力の結果、女性はお仕事を取れ、男性客と出会うことができています。
にもかかわらず、女性がお店を通さず裏引きするようになったら、デリヘル店の商売は成立しません。
そこで、裏引きが発覚すると女性はデリヘル店を解雇されてしまいます。
裏引きの報酬がデリヘル勤務のお給料を上回る事はありえないので、デリヘルをクビになると、収入が大きく減少する事になります。
デリヘルをクビになりたくないなら、裏引きしてはならないのです。
裏引きよりデリヘル勤務が稼げる理由
でも、それは正しくありません。
裏引きしようとする男性客の多くが、安くプレイするために女性を誘っています。
金銭交渉も女性がしなければならず、最悪の場合、お金を貰えない可能性も出てきます。
多くのリスクを抱えて裏引きするのは、経済的ではありません。
裏引きに誘う男性客は貧乏客が多い
裏引きする場合、その金額が問題となってきます。
女性が裏引きを受ける条件は、デリヘル勤務時の基本バックと指名料をあわせた合計額、つまりお仕事1本分を上回る金額が最低条件です。
ここで、男性客がデリヘル店に支払うサービス料と同額を女性に支払ってくれるのであれば、女性はデリヘル勤務時の1.5倍から2倍程度稼げるようになります。
でも、そうはなりません。
裏引きする男性客の多くは、プレイの費用を抑えるために女性を裏引きに誘っています。
裏引き時の報酬を、女性のデリヘル勤務時のお給料に合わせようとしてくるのです。
確かに例外的に、大企業の役員のような富裕層の男性客のお気に入りになって裏引きすれば、かなりの報酬額を受け取れる場合もあります。
ただ、それは極めて例外的なケースです。
富裕層の男性はキャバクラや高級クラブのホステスを愛人にする場合が多く、デリヘルを利用しません。
裏引きで大金を支払ってくれる富裕層の男性にデリヘル嬢が出会って愛人になれる可能性は、残念ながらほとんどありません。
裏引きで大金を支払ってくれる男性客などほとんどいないので、裏引きに期待してはいけないのです。
裏引きでは価格交渉を女性がする必要がある
デリヘルでのお仕事では、女性が価格交渉する必要はありません。
サービス料金の設定や料金の徴収についてはお店のスタッフが担当するからです。
でも、裏引きでは価格交渉が必要となってきます。
男性はとにかく金銭的な負担を抑えようとしてきます。
デリヘルに支払う支出が大きくなったらデリヘル利用時より損してしまうからです。
一方、女性は本番に見合った報酬を受け取る必要があり、なるべく多くのお金を出してくれるよう男性に要求しなければなりません。
LINEのメッセージ等でやり取りするにしても、この価格交渉はすぐには終わりません。
さらに、初めての裏引きで金額決定したとしても安心できません。
少しでも費用を抑えようと、裏引きの度に男性が価格を下げるように要求してくる事もあるからです。
裏引きでは女性が価格交渉する必要があり、とにかく面倒なのです。
裏引きの機会は不定期なので稼ぎは不確実
ある男性客と裏引きできる関係になったとしても、裏引きする、しないの意志は男性に委ねられています。
たとえ、女性が毎日のようにその男性と裏引きしたいと思っても、男性のスケジュールや体力、金銭の問題から毎日のように裏引きする事はできません。
これが、デリヘル勤務と異なる点です。
デリヘル勤務は女性のやる気次第でいくらでも出勤日を増やせます。
毎日出勤してお客さんを取って荒稼ぎする事もでき、どうしてもお金が必要な時や集中的に稼ぎたい時でも、すぐに対応できます。
でも、裏引きではそんな連続勤務は不可能です。
1人の男性と裏引きする場合、頻繁に関係する場合でも2週間に1度というペースが最短です。
多くの場合、ひと月に1回というペースなので、裏引きではひと月に1回しか稼げません。
毎日出勤して稼げるデリヘル勤務に比べ、裏引きの稼ぐ機会は劣ります。
裏引きだけで生活していく事はできず、女性はデリヘル勤務に頼らなければならないのです。
裏引きではお金が支払われない可能性も
裏引きには数々の問題点がありますが、最大の問題がお金が支払われない可能性がある、という点です。
いくら事前に価格交渉を行っていたとしても、お金が支払われるかどうかはすべて男性の意志に左右されます。
デリヘル店を介さずに会っている時点で、「2人が恋愛関係にある」と勝手に男性が思い込んでいたら、当然、お金は支払われません。
また、「恋愛関係にあると思った」という理由でお金を支払わない、と男性が言ってくる可能性もあります。
結局のところ裏引きでは、男性が口実を見つけて、いくらでも支払いを拒否できてしまうのです。
女性には、デリヘル店のルールを破って裏引きしている、という弱みがあります。
仮に女性がデリヘル勤務を続けているなら、「デリヘルに密告する」と脅される可能性すらあります。
体力的に弱く、受け身の立場な女性がいくら頑張っても、男性にお金を支払わせる事はできません。
お金を支払うか、支払わないかは男性の意志次第で、女性は従属的な立場に置かれてしまうのです。
裏引きは、実は損する可能性が高い行為なのです。
まとめ
デリヘルで働いていると様々なお客さんに出会います。
お客さんの中には、女性に裏引きに誘ってくる人もいるかもしれません。
裏引きに誘われると、もっと稼げるようになると思ってしまうデリヘル嬢も多いのですが、裏引きには注意が必要です。
デリヘル店を介在しないでお客さんと関係する裏引きは、風俗で許されない行為なのでデリヘル勤務が難しくなる可能性があります。
さらに、本番が必要になり、身体的な負担も重くなります。
せっかく本番不要なデリヘルで働く意味がなくなってしまうのです。
そして、裏引きするお客さんはお金にシビアな人が多く、価格交渉で値切ってきます。
思うように稼げない場合も多く、お金が支払われない事すら考えられます。
裏引きは損する場合もあるので、簡単に手を出してはいけないのです。
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